検出原理、計測項目、演算処理速度、対象モータ、通信方式、ソフトウェアなどの仕様が異なります。
・アドバンスド・モータ状態監視機器 K7DDは、回転機構の動⼒線から電圧・電流を計測し、
電⼒や⾼調波など約400種類以上の特徴量に変換することで、モータ設備の多様な異常兆候を捉えモータ設備の劣化傾向を監視します。
演算処理速度50msの高速処理が可能なため、頻繁に可変速するサーボモータ設備だけでなく、⾼速なワーク移動で負荷が変わる誘導モータの状態監視も可能です。
(K6CM-CI2の演算処理速度は5sのため、数十秒単位で変動する誘導モータ負荷の場合は、K6CM-CI2よりK7DDで安定した計測が可能)
・モータ状態監視機器(電流総合診断タイプ) K6CM-CI2は、モータに流れる電流波形をCTで取り込み、測定します。
モータ及び負荷側の異常により、モータの回転がスムーズではなくなり、モータの電流波形にひずみが発生します。
電流波形の異常を「劣化度」として数値化して異常を検出します。専用CTをクランプするだけで監視が可能となります(施工が簡単)。
まずは、K7DDをご検討ください。
「価格」「設置工数」「サイズ」などの違いから、必要によりK6CM-CI2をご検討ください。
K7DDとK6CM-CI2の違いについて
| 形式 | アドバンスド・モータ状態監視機器 K7DD |
モータ状態監視機器(電流総合診断タイプ) K6CM-CI2
|
| 使用目的 | モータ設備の劣化傾向を監視して故障前にメンテナンスを実行することで設備停止ロスを最小化します。 |
| 計測対象 | AC駆動モータ *1 | 三相インダクションモータ(定格電圧AC600V以下) ※同期モータ・サーボモータ・ステッピングモータは対象外 |
| 計測方法 | 回転機構の動力線から電圧・電流を計測し、電力や高調波などの多様な特徴量に変換することで、モータ設備の多様な異常兆候を捉えモータ設備の劣化傾向を監視します。 | モータに流れる電流波形をCTで取り込み、測定します。モータ及び負荷側の異常により、モータの回転がスムーズではなくなり、モータの電流波形にひずみが発生します。電流波形の異常を「劣化度」として数値化して異常を検出します。 |
| 計測項目 | 実効値/電力/高調波など約400種類以上 | 劣化度1/劣化度2/電流 |
| 演算処理速度 | 50ms(ミリ秒) | 5s(秒) |
| 通信方式 | RS-485通信(ModbusRTU) | Ethernet通信(EtherNet/IP、ModbusTCP) |
| 専用ツール | Condition Monitoring Configuration Tool | Condition Monitoring Configuration Tool |
| メリット | ・頻繁に可変速するサーボモータ設備だけでなく、高速なワーク移動で負荷が変わる誘導モータの状態監視も可能です。(数十秒単位で変動する誘導モータ負荷の場合は、K6CMよりK7DDで安定した計測が可能) ・可変速や負荷変動するモータに対応できるようになったことで、モータにつながるさまざまな負荷側の状態監視も可能です。 ・約400種類もの特徴量を算出し、監視したい対象の特徴量を選定し、しきい値を設定することで、複数の故障モードの判別が可能です。 | ・専用CTをクランプするだけで監視が可能となります(施工が簡単)。 ・周波数解析などの複雑な解析を熟練者に代わって行います。 |
| デメリット | ・専用CTの取付、電圧の配線が必要です。 ・K7DDサポートツールを使用する場合、Ethernet-RS485通信変換器 MOXA社製 MGateMB3170が別途必要です。 | ・頻繁に可変速するサーボモータ設備の状態監視ができません。 ・モータにつながる負荷側の状態監視の用途が限られています。 ・K6CM-CI2の劣化度は、監視対象に合わせて細かな調整ができません。 |
*1 K7DDの対象モータは「AC駆動モータ」です。
条件①『モータの電源が、「定格電流」&「定格電圧」&「駆動周波数」の範囲内であること(K7DDデータシートP20「計測仕様」の「入力定格」参照)』
条件②『安定稼働時間が100ms以上あること』
条件③『配線が、単相電流(※)、三相3線式2電力計法、三相4線式であること。また、動作の途中で配線が切替わるアプリケーションではないこと』
※単相電流は、電流のみの計測のため監視できる特徴量に制約があります。
条件①②③を満たしている「AC駆動モータ」であれば、なにがしかの特徴量の変化でモータ設備の劣化傾向を監視できる可能性があります。
ご使用の可否につきましては導入前に実機にて動作確認されることをお勧めいたします。
テスト機につきましては購入ルートを通してご相談ください。